ワサビ

世界で親しまれている香辛料「コショウ」

ワサビ(山葵)は、日本原産のアブラナ科ワサビ属の植物です。
西洋ワサビと分別するために「本わさび」と言われることもあります。

ワサビは栽培方法によって2種類あります。
水わさび(沢わさび)
湧水や渓流を利用して作られた「わさび田」で生産します
畑わさび(陸わさび)
畑で生産します

わさびは収穫するまでに2年くらいかかります。

わさびの根茎の生産量は、下記になります。静岡と長野で75%のシェアを占めます。

順位 水わさび 畑わさび 合計
1位 静岡 246.0 0.2 246.2
2位 長野 215.8 7.9 223.7
3位 大分 0.1 32.4 32.5
4位 高知  – 26.7 26.7
5位 岩手 8.1 17.0 25.1
全国 505.2 120.7 625.9

参考:平成29年特用林産基礎資料

奈良時代から薬味として利用されていましたが、江戸時代に入って寿司や蕎麦の普及に伴い、わさびも庶民に広まっていきました。

また2018年3月に国連食糧農業機関(FAO)が静岡水わさびの伝統栽培を世界農業遺産に認定しました。伝統農法の独自性、生物多様性、ワサビ田を軸にした農村文化や景観が認定の基準を満たしたとされています。

ワサビの特長

わさびはビタミンやミネラル、食物繊維も含まれていますが、注目したい成分はからし油(イソチオシアネート)類です。

わさび辛味成分の抗菌力

わさびの辛味成分であるアリルイソチオシアネートは強い抗菌作用や抗カビ作用があり、大腸菌や腸炎ビブリオ菌やO-157などの細菌の増殖を抑える働きがあります。

6-メチルチオヘキシルイソチオシアネート

6-メチルチオヘキシルイソチオシアネート(6-MTITC)は、わさびの特有の香り成分の一つで、花粉症緩和、アンチエイジング、解毒作用、発がん抑制作用、抗炎症作用などがあります。
6-MTITCは、チューブのわさびにはほとんど入っていません。

独特な香りが食欲増進に

わさびはツンとして独特な香りがします。辛み成分と独特な香りは、唾液や胃液の分泌を促進し、食欲を増進させます。唾液や胃液の分泌を促進するので、消化もサポートします。