ティーツリー

アボリジニの秘薬、ティーツリー

ティーツリーは、フトモモ科コバノブラシノキ属の常緑植物で、世界の中でもオーストラリアにしか分布していません。ティーツリーオイルはティーツリーの葉っぱから抽出されたもので、消毒や皮膚トラブル改善、スキンケアなどに利用されています。

  • 学名:Melaleuca alternifolia
  • 分類:フトモモ科コバノブラシノキ属
  • 英名:Narrow-leaved Paperbark Tea tree

ティーツリーは、木の幹を切り倒しても、3~4ヵ月後には新たに芽が出てきて、数年後には伐採できるほどにたくましく育つ、生命力が非常に強い植物です。

オーストラリアのアボリジニが大切にしてきた薬

ティーツリーは、オーストラリアの先住民族であるアボリジニの間で、ケガの治療や皮膚トラブルの改善に使われてきました。ヨーロッパ人がオーストラリアに入ってきたときに、アボリジニによるティーツリーの使用方法を迷信のように片付けて、その効果をなかなか信用しませんでしたが、1920年代から1930年代にかけて、研究が行われるようになり、効果が認められるようになりました。

ティーツリー(お茶の木)という名前の由来

ティーツリー(Tea Tree)という名前は、探検家のキャプテン・クックがオーストラリアを初めて訪れた際に、アボリジニがこの木の葉っぱをお茶を入れてふるまったことから、そのように名づけられました。

ティーツリーの香り

ティーツリーは、フレッシュで爽やかな香りなので、アロマオイルの中でも人気があります。

ティーツリーの特長

精神安定

メンタル面においては、精神的な不安を和らげて、イライラやもやもやした状態から、ポジティブになれる自信を持たせてくれます。欝っぽいときややる気が出ないとき、ストレスで落ち込んでいるときなど、ティーツリーの香りでリフレッシュすることができます。

にきびの改善

ティーツリーには、テルピネン4オール、αテルピネオール、αピネンといった成分が含まれています。これらは、にきびの原因菌に対して、抗菌作用を発揮するという報告が上げられています。薄めたティーツリーのオイルをにきびの患部に塗ることで、にきびの数が減ったという報告もあります。

水虫の治療薬として

ティーツリーは、免疫増強作用や微生物、菌類へに対して有効であるということが証明されています。特に水虫の治療薬としては広く認知され、使用されています。

インフルエンザの予防

ティーツリーのオイルには抗ウイルス効果があります。ティーツリーの成分であるテルピネン4オールがその効果を発揮します。冬のインフルエンザの流行期には、ティーツリーのオイルを部屋に置くことで、予防が期待できます。

原液を利用することが可能

一般的に、オイルは高度濃縮されているので、希釈して使用するのが基本です。しかし、ティーツリーとラベンダーだけは、原液の状態で肌に付けることができます。ただし、皮膚が弱い方、敏感肌の方は、最初にパッチテストを行うことをおすすめします。