オクラ

オクラの栄養はネバネバにあり

「オクラ」という響きから、日本古来の名前を想像しますが、実は英語の「okra」からきています。

  • 科属:アオイ科トロロアオイ属
  • 学名:Abelmoschus esculentus
  • 和名:アメリカネリ、陸蓮根
  • 英名:okra

オクラの歴史

オクラの原産地はアフリカ北東部のエジプトやエチオピアと言われています。エジプトでは紀元前から栽培が始まっていました。アメリカには、18世紀ごろにアフリカから移住させられた奴隷によってオクラが伝わり、栽培が行われるようになりました。
オクラが日本に入って来たのは幕末から明治初期にかけてのころです。アメリカから入ってきたため、「アメリカネリ」と呼ばれていました。
人々が日常的に食べるようになったのは1970年ごろと最近です。それまでは、オクラは食べるものではなく、咲いた花を鑑賞するのが目的でした。

オクラの生産量

オクラは主に暖かい地域で多く生産されています。国内のオクラ生産量のトップ3は以下の通りです。

  1. 鹿児島県
  2. 沖縄県
  3. 高知県

国内オクラ生産量の40%が鹿児島県産で占められています。

オクラの特長

オクラ独特の歯ごたえとネバネバが特徴です。味にくせがないので、子どもから大人まで人気の高い野菜です。切り口の断面の星型になるため、料理のトッピングとしても広く利用されています。

オクラに含まれるネバネバの成分とは

オクラのネバネバの成分は、食物繊維のペクチン、アラピン、ガラクタンで、これらは血中コレステロールや血糖を減らす働きを持っています。また多糖類のひとつであるムチンも含まれており、ムチンは内臓の粘膜を保護しての調子を整えたり、たんぱく質の吸収を助ける働きを持っています。

オクラの栄養

ペクチン

オクラのネバネバ成分でもあるペクチン。水溶性食物繊維なので、便に水分を与えて腸内環境の改善が期待できます。またコレステロールの吸収を抑える働きがあるので、生活習慣病の予防にも役立ちます。

カリウム

体内のナトリウムを排出する働きをしてくれます。高血圧やむくみの防止が期待できます。

β-カロテン

β-カロテンは体内でビタミンAに変換されます。ビタミンAは粘膜を保護する効果があるので、体内の免疫力を高めてくれます。

オクラの選び方

濃い緑色、オクラ表面の産毛がしっかり付いているものを選びましょう。表面の黒いシミは鮮度が落ちているサインなので、避けた方がよいです。オクラは大きくなると繊維が固くなってしまうので、ほどほどのサイズのものがもっともおいしくいただけます。

オクラは冷凍保存しても大丈夫

旬である夏に、オクラがたくさん手に入ったときは、冷凍保存をしておきましょう。1ヶ月程度は保存しておくことができます。