小松菜

徳川吉宗によって名づけられた小松菜

首都圏が主な生産地

小松菜は、生産量全国1位の埼玉を筆頭に、茨城、東京、神奈川など関東圏で多く収穫されています。

小松菜の歴史

もともとは、奈良~平安時代に中国から入ってきた野菜、ククタチナ(茎立菜)が起源です。江戸時代初期のころ、ククタチナに品種改良を重ねて、現在の小松菜が誕生しました。江戸の小松川(現在の東京都江戸川区周辺)で多く栽培されていたことから、小松菜と呼ばれるようになったと伝えられています。
実際に小松菜と命名したのは、江戸幕府第八代将軍、徳川吉宗であると言われています。

小松菜の特徴

小松菜には、βカロテンやビタミン、タンパク質、ミネラル、食物繊維などの栄養素がバランスよく含まれています。

βカロテン

βカロテン(ビタミンA前駆体)は、体内で必要に応じてビタミンAに変換されます。
ビタミンAは、視力の維持や、皮膚や粘膜の保護、免疫力強化、肌のアンチエイジングなど、健康と美容に大きな働きをしてくれます。

豊富なカルシウム

小松菜に含まれているカルシウムは牛乳とほぼ同量で、ほうれん草と比べたら約3~5倍。野菜の中ではケールに次いでカルシウム含有量が高いと言われています。カルシウムは、ストレスへの耐性力アップや骨粗しょう症予防に高い効果があります。

イソチオシアネート

アブラナ科の野菜にはほとんど含まれている辛味の成分、イソチオシアネート。体内の解毒酵素の働きを高め、発がんのリスクを抑える効果があるとされています。身体の代謝を高める働きがあるため、肥満防止やダイエットの目的としても使われています。

炒めても生でも食べられる

さっと炒めることでシャキシャキ感を楽しめる小松菜ですが、アクが少ないため生のままでも食べることができます。サラダに散らして食べることもできますし、バナナやりんごと一緒にミキサーにかけて、グリーンスムージーとして摂取することもできます。

家庭での栽培がしやすい

種をまいてから約ひと月で収穫できる小松菜は、初心者でも栽培しやすい野菜のひとつ。小松菜の旬は冬ですが、暑さにも寒さにも強く、プランターや植木鉢で手軽に育てることができます。
失敗の少ない小松菜栽培ですが、初めて挑戦をする場合は、害虫の被害が最小限にすむ秋に種まきするのがベストでしょう。