ぶどう(葡萄)

紀元前6000年ごろから栽培されていたぶどう(葡萄)

ぶどうが栽培されるようになったのは古く、一説には紀元前6000年ごろと言われています。ぶどうを原料とするワインの醸造も古くに始まっており、メソポタミアや古代エジプト時代にはすでにワインが飲まれていたそうです。ワインは、作り方が簡単な上に、保存もできるため、疲労回復薬や食欲増進薬として広く人々の間で親しまれてきました。

ぶどうの利用方法

ぶどうは、果実としてそのまま食されるほか、乾燥させて干しぶどうにして保存食としても利用されています。ジュースやジャムの用途にも使われます。世界的にぶどうの利用方法で一番多いのは、ワインなどアルコール飲料の原料としてです。

ぶどうの品種

果樹の中でもぶどうは品種の数が非常に多く、色や形はもちろん、味にもさまざまな種類があります。日本で多く栽培されている品種としては、巨峰、デラウェア、ピオーネがあげられます。

巨峰

日本で最も栽培されている品種。他の品種と比べて、実が大きいことから、「ブドウの王様」とも呼ばれています。巨峰は大井上理農学研究所の大井上康によって作られたものですが、研究所から見える富士山の景観にちなんで「巨峰」と名付けられたそうです。

巨峰

デラウェア

日本国内で巨峰に次いで多く栽培されている品種。小粒で食べやすいのが特徴です。ジベレリン処理によって果実の内部にある種が取り除かれ、種無しブドウとして広まりました。


ピオーネ

日本で3番目に栽培されている品種で、黒ぶどうの一種。巨峰とカノンホールマスカットを交配して作出されました。巨峰よりも香りが強く、日持ちのよいと言われています。

ピオーネ

ぶどう(葡萄)の特長

豊富なポリフェノール

ポリフェノールには強力な抗酸化作用があり、細胞や血管の老化を軽減すると同時に、生活習慣病の予防にも役立ちます。ぶどうにはさまざまな種類のポリフェノールが含まれています。

アントシアニン

紫色の皮には、アントシアニンがたくさん含まれています。アントシアニンは眼精疲労によく効きます。

タンニン

渋味の成分であるタンニンもポリフェノールの一種であり、タンニンはシミを予防したり、肌を引き締めたりする美肌効果があります。
プロアントシアニジン
非常に強い抗酸化力があり、全身の細胞の老化を防いでくれます。

レスベラトロール

ぶどうの皮に含まれている成分です。細胞の酸化を防いで、肌のハリを改善する効果があります。
ブドウ糖
脳の唯一のエネルギー源がブドウ糖。そのブドウ糖の語源はぶどうです。ブドウ糖は直接脳の栄養源となるため、勉強や仕事で脳が疲れたときにぶどうを摂取することで、集中力を回復させることができます。