蘇鉄

蘇鉄味噌の原料である蘇鉄(ソテツ)

蘇鉄は、裸子植物ソテツ科の常緑低木で、九州南部の鹿児島県薩摩半島や大隅半島、奄美大島、台湾や中国南部の海岸部に分布しています。

蘇鉄は恐竜がいた一億年以上も前のジュラ紀から存在していて、生きた化石とも言われています。蘇鉄は120品種ほどありますが、今はどの品種も希少になっています。

蘇鉄にはサイカシンという有毒物質が含まれていて、毒抜き処理をしなければいけません。南西諸島や奄美群島では、飢餓の際に正しい処理をしないまま蘇鉄で飢えを凌いでいたことがあり、中毒により死者が続出し、それを「ソテツ地獄」と言われています。

蘇鉄の特長

蘇鉄には、たんぱく質や脂肪の他にアデニンやサイカシンが含まれています。サイカシンは除去して、食用にされます。

中国では漢方薬として止血、解毒、鎮痛、ガンに

中国では漢方薬としても使われていて、歯に止血、解毒作用があるとされ、胃痛などに使われます。種子は男性機能の増進に使われています。また抗がん作用があるとして、ガンの治療にも他の生薬と配合して使われています。

蘇鉄味噌の原料

日本では、主に蘇鉄味噌などの郷土料理に使われています。

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