キャッサバ

タピオカの原料となるキャッサバ

キャッサバという名前は聞いたことがなくても、タピオカなら誰もが知っていますよね。タピオカの原料となっているのが、キャッサバという熱帯性植物の根茎の部分です。

  • 科属:キントラノオ目トウダイグサ科イモノキ属
  • 学名:Manihot esculenta
  • 和名:イモノキ(芋の木)

和名の芋の木という名前から分かるとおり、キャッサバはジャガイモ、サツマイモとともに、世界3大イモ類のひとつです。アフリカにおいては、トウモロコシに次ぐ主食として広く栽培されています。
キャッサバにはシアン化合物が含まれているため、外国産の生のキャッサバを日本に輸入することはできません。

キャッサバの産地

アフリカのナイジェリア、タイやインドネシアといった東南アジア諸国、南米のブラジルなど、主に熱帯の地域で多く作られています。

キャッサバの生産量が多い国

  1. ナイジェリア
  2. コンゴ
  3. タイ
  4. ブラジル
  5. インドネシア

キャッサバの歴史

キャッサバの発祥は、ブラジルやパラグアイなど南米地域です。メキシコの遺跡からキャッサバの花粉が出土されたことで、今から約6600年前ごろにはキャッサバが生育していたことが判明しています。
15世紀の終わりごろには、南アメリカ~中央アメリカにかけての地域や西インド諸島で、主食として食べられるようになりました。
17世紀になると奴隷貿易を通して、キャッサバはアフリカに伝わり、その後全世界に広まっていきました。

キャッサバの特長

キャッサバの種類

キャッサバは大きく分けて2種類あります。

甘味種

主に食用と加工用に利用され、無毒化するプロセスが必要とされます。キャッサバを主食としている地域では、蒸す、茹でる、揚げるなどの調理を経て、食べられています。タピオカの原料となるのも、甘味種です。

苦味種

主に加工用として使われます。チップ、ペレットなどの工業品になります。

キャッサバの栄養

ビタミンC

キャッサバには豊富なビタミンCが含まれています。通常、ビタミンCは、熱で壊れやすいという特徴がありますが、キャッサバはでんぷんで守られているため、ビタミンCが壊れにくくなっています。ビタミンCは、抗酸化作用があるため、動脈硬化・心筋梗塞・脳卒中などを予防してくれます。 メラニンの生成を抑制し、コラーゲンの生成を促すため、美肌やアンチエイジング効果も抜群。また、ストレスに対する抵抗力を高める作用もあります。

炭水化物

他のイモ類と同様、キャッサバは炭水化物を多く含みます。炭水化物は、人のエネルギーとなる大切な栄養分です。

 

キャッサバは根だけでなく、葉も食べることができます。キャッサバの葉は、インドネシア料理ではなくてはならない材料とされています。葉の部分には、豊富なカルシウム、ビタミン、タンパク質が含まれています。日本では、葉を料理したものをなかなか目にすることができないのが残念ですね。