タピオカの原料って何?意外に知られていないタピオカの基本知識

タピオカ
原料・成分

近年のタピオカブームは落ち着くところを知らず、飲み物としてすっかり定着したタピオカティー。
特に女性の間で人気が高く、タピオカミルクティーの人気店では長蛇の列に並んでいる光景を目にします。

しかし、多くの人は、タピオカが何でできているのか知らないのではないでしょうか。
今回はタピオカの原料と栄養を中心に、タピオカの秘密に迫ります。

タピオカの原料

タピオカの原料は南米産のキャッサバ

キャッサバ

タピオカの原料はタピオカ粉です。タピオカ粉の原料は、キャッサバというイモのような植物の根っこです。主に南米で栽培されています。キャッサバは育てやすく、気候条件が厳しくても簡単に栽培できるようです。

このキャッサバの根や茎からデンプンを取り出したものがタピオカ粉です。
ただし、キャッサバの根と茎には、有毒な成分であるシアン化合物が含まれています。この有毒な成分を抜き取る処理なしでは、口にすることはできません。そのため、日本国内に生のキャッサバを輸入することは禁じられています。
栽培しやすいキャッサバですが、残念ながら日本で見かける機会がないのは、こういう理由なのです。日本には有毒な成分を取り除き、加工されたキャッサバが輸入されています。

タピオカはこんなものにも使われている!

タピオカと聞くと、タピオカティーのタピオカだけが頭に浮かびますが、実はさまざまな食品に利用されています。

タピオカの性質のひとつに糊化が挙げられます。この性質を利用して、多くの食品で増粘剤としての役割を果たしています。

例えば、タピオカ粉は、冷凍うどんやヌードルにも多く使用されています。

他にも、食感を調整したり、品質を維持したりする役割もあり、重宝されています!

もちもちした食感で思い出すのが、ミスタードーナツの人気商品、ポン・デ・リングです。この商品にもタピオカが使われています。

ポンデケージョにもタピオカは使われ、もちもちした食感を生み出しいます。タピオカは、くず粉の代用でわらびもちやくず餅などにも使われています。

タピオカの粒々はどうやってできるの?

1.乾燥させたタピオカパールを使って

乾燥させたタピオカパールを購入して、自宅でもタピオカドリンクを簡単に楽しむことができます。

キャッサバの根や茎から取れたデンプンを、水で溶いて、その後加熱します。さらに粒状にして乾燥させることで、粒状態のタピオカになります。

では、どうやって丸い粒状にするのでしょうか。

丸い粒状にするには秘密があります。完全に乾く前の湿り気のある状態で、特殊な容器(布の袋など)に入れて回転させるのです。回転させることで遠心力がかかり、3ミリ~5ミリのタピオカパールと呼ばれる粒ができあがります。

このタピオカパールを2時間ほど茹でると、表面が弾力性のある状態になって半透明となり、私たちがよく知っているもちもちのタピオカになるのです。

乾燥させた粒状のタピオカパールは茹でることで、すぐに飲み物などに利用することができます。

2.パール状のタピオカ粉を使って

パール状に形成されたタピオカ粉を茹で、ココナッツミルクを入れれば、デザートの出来上がりです。

3.粉末状のタピオカ粉を使って自家製タピオカパールを

タピオカ粉から自家製でタピオカパールを作ることもできます。

タピオカの黒と白には違いがあるの?

タピオカは前述の通り、キャッサバを原料としています。キャッサバを切ってみると、断面は白。つまり、もともとのタピオカの色は白なのです。

タピオカミルクティーで使われているタピオカは、黒がほとんどで、ブラックタピオカと呼ばれています。ブラックタピオカの黒はカラメルで着色したものです。

つまり、タピオカの黒と白には、原料や成分に違いはありません。後から色づけしただけのものです。白や黒以外にも、ピンクやブルー、イエローなどに着色されたタピオカも販売されています。すべて中身は同じものですので、色の好みに合わせて選んでください。

タピオカの栄養

原料のキャッサバがイモの一種ということから想定できる通り、タピオカの主成分は炭水化物です。

茹でたタピオカの栄養成分

  • 炭水化物
  • カルシウム
  • カリウム
  • 食物繊維

ただし、ほとんどが炭水化物で、その他の成分は微量と言えるでしょう。

タピオカは太る?効果的な摂取方法は?

乾燥させたタピオカパールのカロリーは、100gあたり約350kcalです。

ご飯は100gあたり約170キロカロリーなので、なかなかの高カロリーと言えるでしょう。

茹でた後には、60kcalくらいまで減少しますが、一般的に甘いミルクティーやココナッツミルクと一緒に食べるので、カロリーの摂り過ぎに十分注意が必要です。

一方で、タピオカは成分にグルテンを含んでいない「グルテンフリー」なので、食に意識の高い人向けの食材でもあります。

グルテンとは
グルテンとは小麦粉や大麦・ライ麦などの穀物に含まれている「たんぱく質」のことです。グルテンは、パスタやラーメン、パン、お菓子に含まれています。グルテンは免疫力低下を引き起こしたり、小腸を傷つけたり、不調の元になる炎症を起こしていると言われています。健康志向の高い人の間でグルテンフリーの生活を取り入れるなどする人が増えています。

ダイエットとして利用するならば、タピオカの腹持ちのよさを利用して、ご飯の前に食べておくことで食事の食べ過ぎを防ぐ、という方法があるでしょう。

効果的に食べて、飲んで、健康的にタピオカを楽しみたいですね。

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