コーヒー、コーラ、お茶、チョコレートはなぜ癖になる?カフェイン好きの基礎知識

カフェイン
原料・成分
効果・効能

コーヒーやお茶類、コーラ、チョコレートにはカフェインが含まれています。人はなぜカフェインが含まれている食品や飲料を好むのでしょうか。今回はカフェインの効能について紹介します。

カフェインが含まれている食品や飲料

コーヒー

コーヒー豆には、アラビカ種とロブスタ種(カネフォラ種)の二つがあります。

キリマンジャロやハワイコナ、ブルーマウンテンなどの銘柄は、アラビカ種を原料にしています。アラビカ種のカフェインは約1%含まれています。

ロブスタ種はインスタントコーヒーや缶コーヒーに使われています。アラビカ種には約2%のカフェインが含まれていて、アラビカ種よりカフェイン含有量が多いのが特徴です。

コーヒーの種類

  • レギュラーコーヒー
  • インスタントコーヒー
  • 脱カフェインコーヒー(ほとんどカフェインは含まれていない)

チャノキ(茶の木/学名:Camellia sinensis)は、東南アジアかたインドに自生していました。現在は、中国やインドでも盛んに栽培されています。

チャノキの種類は、中国種アッサム種の2種類。中国種は中国や日本で主に栽培されていて、比較的に渋味・苦味が弱く、緑茶や烏龍茶の原料として使われています。

アッサム種はインドやインドネシア、スリランカなどの熱帯地域で栽培されています。カテキンが多く含まれていて、渋味・苦味が強く、緑茶に不向きです。ほとんどが紅茶に使われています。

茶の種類

  • 緑茶(煎茶、玉露、抹茶、中国緑茶など)
  • 烏龍茶
  • 紅茶

紅茶紅茶

カカオ

カカオ木の代表的な品種は、コリオロ種、フォラステロ種、トリニタリオ種があります。チョコレートリカー(チョコレートマス)、脂肪(ココアバター)、不純成分からなります。

カカオの種類

  • ココア
  • チョコレート
  • ホワイトチョコレート

コーラ

コーラは、コーラの実から抽出したコーラナッツのエキスから作られます。
コーラーに入っているカフェインは、脱カフェインコーヒーの製造過程で得られたカフェインを添加したものです。

カフェインの効果と依存

カフェインは、メチルキサンチン類に属するアルカロイドです。カフェインは興奮作用があり、世界で最も広く使われているある中枢神経系の活動を促進させる薬です。

カフェインで眠気や疲労がなくなる?

人の脳にはアデノシン受容体があり、この受容体がアデノシンと結合することで、神経細胞の興奮が抑えられています。

メチルキサンチン類はアデノシンとよく似た物質でアデノシン受容体において、アデノシンと競合します。
メチルキサンチン類がアデノシン受容体と結合しても、神経細胞の興奮を抑える作用をもたらすことはありません。200〜300mgのカフェインを摂取すると、脳内のアデノシン受容体の50%以上がカフェインで占有されると言われています。
そのため、カフェインを摂取すると、神経細胞が興奮状態に向かい、眠気疲労がなくなります。

カフェインの中枢刺激作用により記憶力が上がる?

メチルキサンチン類によるcAMPの増加は、中枢刺激作用、心筋や筋肉の収縮力増強作用を引き起こします。

カフェインによる中枢刺激作用は集中力認知力が低下している状態で、向上することがあります。
また、状況依存学習により、コーヒーを飲んで覚えた勉強内容は、試験前にコーヒーを飲むことで記憶を再生が効率よく行われます。

カフェインは葛藤を緩和する?

またカフェインには抗不安作用があり、一息ついてお茶を飲むことが精神の安定をもたらすと言われています。葛藤や不安を抱えている場合は、カフェインにより葛藤状態を緩和されることが期待できます。

カフェイン中毒とは

「寝る前にコーヒーを飲むと寝られない」など依存するようになり、カフェインの使用が辞められない状態になるとカフェイン中毒かもしれません。
コーヒーなどのカフェインが含まれている飲料を、飲んでいないと精神的に不安定になり、落ち着かないというのもカフェイン中毒の症状でもあります。

カフェインを長らく大量に摂取し続けてきた人が、摂取することを辞めると離脱症状が起こります。離脱症状の症状としては、頭痛、眠気、疲労、倦怠感などがあります。

最近では、若年層がエナジードリンクを過剰摂取し、急性カフェイン中毒で病院に運ばれるケースもニュースで報道されていました。エナジードリンクを飲む際は摂取量を守ったり、1日1本までに抑えるなどしましょう。

カフェイン・ダイエット

2015年に欧州連合(EU)欧州食品安全機関(EFSA)は、健康を維持するために望ましいカフェイン摂取量を発表しました。体重によって差はありますが、成人では1日400mg未満に抑え、1回の摂取量が200mgを超えないようにするべきとされています。

主なカフェインの含有量

種類 カフェイン含有量
レギュラーコーヒー 150ml 60〜180mg 平均115mg
インスタントコーヒ  150ml 30〜120mg平均65mg
紅茶(ティーバッグ)150ml 25〜50mg平均30mg
紅茶(ドリップ)  150ml 20〜110mg平均50mg
コーラー350ml 45mg
玉露 100ml 160mg
烏龍茶 100ml 20mg
煎茶100ml 20mg
ほうじ茶 100ml 20mg

 

カフェインの摂取量の基準値は体重により幅があります。体重が40kgの人は1日228mg以内、体重60kgの人は342mg以内に抑えるようにした方がいいでしょう。未成年は120mg以内、妊婦・授乳婦の方は200mg以内にしましょう。

 

カフェインを多く取りすぎている人は、カフェインが少ない飲み物に変更してみてはいかがでしょうか。

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