紅茶、烏龍茶、緑茶は同じ木から作れている?お茶の違いと種類

緑茶

紅茶、烏龍茶、緑茶は同じ木の葉から作られている?

紅茶、烏龍茶、緑茶は、色や香りも異なりますが、それぞれ紅茶の木、烏龍茶の木、緑茶の木があるわけではありません。

実は同じ木の新芽から作られています。
ツバキ科の常緑樹のチャノキ(茶の木)から作られています。

学名:Camellia sinensis
科名:ツバキ科 Theaceae
和名:チャノキ(茶の木)
英名:Tea plant


茶の起源は中国の雲南地方と言われていますが、インドのアッサム地方、ヒマラヤ山系の中国南部という説もあります。

お茶の生産地は?

2017年国別茶生産量をみると、1位の中国は前年から8%増の260万t、2位インドは4%増の132万t、3位ケニアは干ばつの影響により前年から7%減の43万tだった。日本は前年並みの7・8万tだが、08年比では16%減と大きく減少した。 今後も世界的に茶の需要は拡大するものと見られ、ケニアをはじめマラウィやルワンダ、ウガンダなどアフリカ諸国中心に生産量が拡大する見通しだ。

出典:茶の生産量 2017年は世界で581万t、過去最高を更新 今後はアフリカ諸国中心に拡大の見通し|食品産業新聞

お茶の生産地は亜熱帯から温帯の地方で、盛んに作られていることからも、チャノキは亜熱帯性の強い植物です。これらの国で作られている茶は主に紅茶です。
日本で飲まれている「焙じ茶(ほうじちゃ)」「煎茶」「釜炒り茶」などの緑茶は、主に日本と中国などでしか作られていません。
また、温度の低い地方にも広がり、寒いところでも育つチャノキの系統も作られて行きました。

日本にお茶がきたルーツは?

日本で茶が栽培され始めた時期など、伝来時期は明確になっていません。
茶の最も古い記録としては天平時代(729年)にお茶を飲んだ記録が「奥義抄」に記されています。この時のお茶は、国内で作られていたか定かではないが、鎌倉時代になると喫茶の習慣や茶道が広がり、お茶の産地も広まっていきました。

また日本の古くからの茶産地は、朝鮮人が渡来した地域とも重なり、中国ではなく挑戦半島からの渡来人によって持ち込まれた説もあります。

紅茶、烏龍茶、緑茶は何が違う?

茶は、紅茶向きのアッサム種と緑茶向きの中国種の2種類が大きく分けてあります。アッサム種でも緑茶は作れますが、渋みが強いので緑茶には不向きです。

中国種の特徴

渋み成分であるカテキンの含有量が少なく、アミノ酸類の旨みを感じる。

アッサム種の特徴

カテキンが多く含まれ、カテキン類が酸化し、紅茶は橙赤色の色味になる。香りも強い。

紅茶、烏龍茶、緑茶は製法や発酵にも違いあります

  • 緑茶―不発酵茶
  • ウーロン茶―半発酵茶
  • 紅茶―完全発酵茶

緑茶は、葉を加熱して、酵素の働きを止めます。緑茶にする茶葉は摘んだ後、発酵が始まらないようにすぐに蒸します。
紅茶は茶葉の水分を取り除く萎凋(いちょう)という作業を行い発酵させ、さらに茶葉を揉んで柔らかくし、発酵させ、乾燥させます。
烏龍茶は軽く萎凋し、発酵させ、火を通し、揉んで乾燥させます。途中で火を通して発酵を止めるので、半発酵茶と言われます。

それ以外にも後発酵茶のプーアル茶や碁石茶があります。

また緑茶も製法によって大きく2つ分かれます。

  • 日光を遮る覆いをする玉露
    遮光をするので渋み成分のタンニンが少なくなり甘みとコクが増す。
  • 覆いをしない煎茶
    日光をしっかり浴びるので程よい苦味がある。

紅茶、烏龍茶、緑茶の違い

紅茶、烏龍茶、緑茶は、同じチャノキ(茶の木)の新芽で作られています。しかし、チャノキ(茶の木)でもアッサム種と中国種があり、紅茶はアッサム種で作られています。
紅茶、烏龍茶、緑茶の大きな違いは発酵をさせているか、どうかです。紅茶は完全発酵茶、烏龍茶は半発酵茶、緑茶は不発酵茶です。
今回の分類は大雑把になります、もっと細かく分類することもできます。

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