温泉水の効果効能と温泉水の効果的な飲み方

温泉水
原料・成分
効果・効能

皆さんは、温泉に入ったことはあると思いますが、温泉水が飲めるということはあまり知っている方は少ないと思います。
温泉水には、温泉に入浴するのと同じように多くのメリットがあり、ミネラル成分を体内に取り入れることで、体に良い影響を与えてくれるのです。

温泉水とは

温泉水とは、地下水であり、天然水でもあります。
地中から湧き出る水のことで、ミネラル成分が豊富に含まれており地熱によって温められた水温が25度以上である水を温泉水と言います。

ヨーロッパでは、温泉水を飲用することで、「ミネラル成分を体内に効率よく取り入れることができる」ということから、飲む治療法=飲泉法が古くから親しまれています。
今や、日本でもペットボトルに入った形状でたくさんの温泉水が販売されています。

飲める温泉水と飲めない温泉水がある?

成分によって飲める温泉水と飲めない温泉水があります。
日本で飲める温泉水は、厚生労働省が定める食品衛生法の「水質基準」に適合している必要があります。

飲めない温泉水は、硫黄など匂いの強いものや、人体の許容量を超えるほどのミネラル成分を含む温泉水は、飲用として販売できないのです。
温泉の定義をクリアし、食品衛生法の基準をクリアしたのが飲用可能な「温泉水」と言えます。

一般的に温泉水として販売されているものは、飲用できるようにろ過し、殺菌処理がされています。飲用に指定されていない温泉はくれぐれも飲まないよう注意してください。

温泉水に含まれるミネラルとは?

温泉水にミネラルが豊富に含まれていることは説明しましたが、ミネラルとは身体にどのような働きをするのでしょうか。

ミネラルは、6大栄養素の一つで「無機質」とも呼ばれています。
必要量は微量でも、とても大切な働きをしています。
カルシウムや、マグネシウム、ナトリウムなどがよく知られているミネラルです。

ミネラルの働き5つ

  1. 骨や歯を形成する
  2. 神経の伝達に関わる
  3. 細胞の働きをスムーズにする
  4. 体液の浸透圧の調節
  5. その他の組織を構成

ミネラルは体内で合成されないため、食事から摂取する必要があります。
しかし、日本人の食事はミネラル不足に陥りやすく、近年ではミネラル不足の方が急増していると言われています。
ミネラルが不足すると、身体に様々な不調が現れてきます。
良質なミネラルを上手に摂ることで、身体や肌などの調子が整い、良い影響が与えられます。

温泉水に含まれるミネラルの種類

温泉水に含まれる成分は、源泉によって全く変わりますが、一般的には有機ゲルマニウム。ミネラル(カルシウム・カリウム・マグネシウム・ナトリウム)リチウム・炭酸水素イオン・サルフェートなど身体に効果的な成分がたくさん含まれています。

それぞれのミネラルの働き

カルシウム

体重の1~2%含まれており、人間の体に一番多く存在するミネラルです。
骨や歯などの主要な構成成分になるほか、細胞分裂・筋肉の収縮・神経興奮の抑制などの働きがあります。

カリウム

成人の体内に約200g含まれています。
ナトリウムと共に細胞の浸透圧を維持する他、神経刺激の伝達、心臓機能や筋肉機能の調節、細胞内の酵素の反応の調節などの働きをしています。

マグネシウム

生体内で50%~60%がリン酸塩や炭酸塩として骨に沈着しています。
マグネシウムは補酵素として、または活性中心に300種類以上の酵素の働きを助けています。生命維持に必要なさまざまな代謝に関与しています。
また、エネルギー産生に深く関わっており、栄養素の合成や分解する過程の他、遺伝情報の発現や、神経伝達などの働きもあります。

ナトリウム

成人の体内に約100g含まれている元素で、主に細胞の外側に存在し、細胞内外のミネラルのバランスを保つために必要不可欠な元素です。
カリウムとともに体内の水分バランスや細胞外液の浸透圧を維持しています。

温泉を飲用することで、温泉に含まれる様々なミネラルなどの温泉成分が、内臓の粘膜からそのまま体内に吸収されるため、高い効果を得られるという訳です。

温泉水の効果効能

1.ミネラル補給

温泉水には、大きく分けて「硬水」と「軟水」の2種類があります。
同じ温泉水でも、硬度の違いで、効果効能にも大きな差が出ます。
主に、硬水にはカルシウムとマグネシウムが豊富に含まれています。
温泉水に含まれているミネラルはイオン化されているので、食事で摂取するより吸収されやすいのが特徴です。

2.デトックス効果

温泉水を飲むことで、老廃物を体外に排出する働きがあると言われています。
その他、アセトアルデヒトや水銀、アンモニアなどの有害な毒素を排出させることで、デトックス効果が多いに期待できます。

3.便秘の改善

多くの温泉水に含まれている「マグネシウム」には、水を集めやすい物質に変化する作用があるため、腸の中の水分を保持して便を柔らかくする働きがあります。
腸の内容物が水分で膨張することで腸管を刺激して排便が促されるため、便秘改善に。

4.免疫機能の活性化

温泉水に含まれる「有機ゲルマニウム」は免疫力をUPする効果があります。
病気の予防や体内に入ってきたウイルスと戦ってくれるため、免疫力を高めることで、ウイルスに強い身体になります。

また、カルシウムを含む温泉水を適切に飲むことで、腸の働きを活性化させる作用があるため、腸内の免疫細胞が活性化=免疫機能の活性化が促進されます。

5.イライラ解消

よく、カルシウムが不足するとイライラすると聞いたことがあると思いますが、カルシウム不足がすぐにイライラを引き起こすという訳ではありません。
実は、血液中のカルシウム濃度が薄くなると、神経が興奮しやすい状態にあることが原因の1つと考えられています。

6.結石の予防

硬水の温泉水に豊富に含まれているカルシウムが、結石の大きなリスクファクターである「シュウ酸」と結合して、体外に排出され結石の予防になると言われています。
日本人は全体的にカルシウム不足なので、硬水を積極的に飲むことはカルシウム補給にもなり、結石の予防にもつながります。

カルシウム不足が、すぐにイライラに直結するとは言えないですが、適度なカルシウム不足を防ぐためには、温泉水を日ごろから飲用することで、カルシウムを補給するのはとても有効的です。

温泉水のデメリット

温泉水にも体質によって全ての方にオススメ出来るわけではありません。
「硬水」と「軟水」が存在する温泉水ですが、特に「硬水」に含まれている豊富な成分がデメリットを引き起こすこともあります。

  • 腎臓が悪い方
  • お腹がゆるくなりやすい方
  • 胎児や幼児
  • 医師に特定の成分の摂取を禁止されている方

上記の方、飲用の可否が気になる場合は、医師に相談してから飲用することをオススメします。

 

温泉水の効果的な飲み方

温泉水を飲む効果的なタイミングは、空腹時です。
空腹時に飲むと、成分の吸収率が高まるため、体に浸透されやすく、タイミングとしてはおすすめです。

1回の量はコップ1杯を目安に、一日200~1000mlがおすすめです。
慣れないうちに大量に飲むとお腹を下すことがあるため注意して下さい。
また、ゆっくり時間をかけて飲むと良いでしょう。
夕食から就寝前はなるべく避けましょう。

飲泉所に看板などで飲み方の指示がある場合は、その指示に従って下さい。

美容と健康のために、体の内側からキレイを促してくれる「飲む温泉」を習慣にしてみては如何ですか?

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