目の疲れやトラブルに「ヤグルマギク」を使った目の湯治がオススメ

目の疲れ

現代人の目のトラブル

花粉症ではないのに、目の疲れを多く感じることはありませんか?

目を使う作業が続いて、疲れがたまってくると、目の痛みやかすみを感じたり、涙が出やすくなります。ひどい場合は、頭痛や肩こり、吐き気に進行してしまうので、目に違和感がある方は早めに目のケアをしておきましょう。

このような疲れ目や眼精疲労の原因として最も多いと考えられているのは、目が頻繁にピント調節を繰り返すためです。少し難しい言葉では調節性眼精疲労と言ったりもします。

パソコンやシートを貼っていないスマホ、テレビから発せられるブルーライトに必要以上にさらされ、画面に集中している間は目の瞬きの回数は減少します。

その結果、目の表面が乾燥してしまいます。このような目の酷使をVDT症候群といいます。

VDTとは

VDTとはvisual display terminal の略で画面を長時間使用する作業そのものを表します。VDT症候群はテクノストレス症候群とも言います。VDT症候群の予防は目の疲れを感じる前に作業を中止して目を休めること、瞬きや点眼を意識してドライアイにならないようにすることです。
主な症状は、

  • ドライアイや充血、視力低下、眼精疲労
  • 首や肩の凝り
  • イライラ、抑うつ症状

などが挙げられます。

ブルーライトと睡眠不足

画面から発せられるブルーライトとは、人の目で見ることのできる光で最も強いエネルギーを持っていると言われています。

当然、目への負担は大きく、夜間に長時間浴びると生活リズムを狂わせる原因になります。睡眠不足もその例です。

子どもへのブルーライトの影響は?

睡眠不足と同様に大きな問題になっているのが、子どもの視力低下です。

子どもの視力低下は、テレビやゲーム、パソコン、携帯電話などを近くで長時間見続けていることが主な原因です。
視力1.0未満の子どもは、小学校から高等学校まで全ての時期において昭和50年代から増加し続けています。
2009年の調査において、小中学生のクラスの3.7人に1人は眼鏡またはコンタクトレンズをしていることが報告されています。

このように、矯正視力をもつ子どもの増加にお母さんたちの58%が不安を抱いています。
読書をするときの姿勢にまで気を配ってほしいというのがお母さんたちの本音のようです。当然、何らかの対処が必要であると感じている一方で、どのように対処すればいいのかわからず、何もしていない家庭が多いのが現状です。疲れ目に対して、医師に診てもらったり、市販の点眼薬を利用するよりも、目を休めるたり遠くを見たりケアの方法を身につけてほしいと子どもに求めていることも事実です。つまり、お家でできるケアに関心がよせられています。

ブルーライトカットの眼鏡やサングラスも上手に利用して、もう一度目の使い方を見直してみましょう。

目の疲れとは?

目が疲れているという状態は、目や周りの細胞の血流効率が低下しているということです。
なので、疲労感を感じるときは温めることで目に栄養素や酸素が十分に供給される状態をつくる必要があります。そのためには、温める、マッサージをする、目に良い食品をとるなどの方法があります。ここではお湯を使った目の湯治を紹介します。
余談ですが、気をつけて区別してほしいのは、充血は血流量が増えている状態で、対策は温める前に、まず冷やして炎症を抑える必要があることです。点眼薬も血管を収縮させる作用の薬剤を用います。疲れ目を感じて強くこすったりして目を充血させると、湯治の前に充血ケアが必要になります。

ヤグルマギクを使った目の湯治

日本の伝統「湯治のすすめ」

日本には湯につかって病を癒す湯治をという文化が広く根付いています。近所ですぐ歩いたところに銭湯があるという人も多いのではないでしょうか。銭湯はもともと、その街の文化や情報を得るコミュニティ空間であったり、ペンキ絵やタイル絵、モザイク画など多種多様なアートも楽しめるリラックス空間であったり、ミネラル豊富なお湯が肌に保湿効果や血流の改善をもたらすヒーリング空間であったりします。

このように、江戸の昔から銭湯といえば庶民のオアシスなのですが、そこは湯につかるだけの場所ではありません。日本の様々な土地で風土の特色を見極め、源泉を追求し、重かれ軽かれ、病を癒す「湯治」を広めてきました。よく見かける炭酸泉も、現在流の湯治のひとつです。湯治は日本が世界に誇る文化であり、今風にいうなら、みんなが体感できる唯一無二のローカルメディカルです。

湯治が健康にいい理由を考えたとき、まず連想するのは湯の性質だと思います。実際に泉質の影響は大きいですが、一回で治療効果が出るわけではなく、温泉の場所もネックになってきます。現代湯治では一回の入浴である程度の保健効果が出るように、泉質に加えて、入浴環境や食事内容に配慮されています。

多くの人が実践できる目の湯治は泉質に限ったことではないような気がします。例えば、視力回復には、遠くのものを見た後に近くのものを見る、目の筋肉のスポーツ的なケアを耳にしたことはないでしょうか。つまり、露天風呂のように遠くの風景を使って、目の運動をするのも湯治のひとつです。さらに、色についても、緑色が目にいいということから、木の緑や緑色の湯を視界に入れることも手です。一般的に、塩化物泉や炭酸水素塩泉、硫黄泉は緑色をしていることが多いです。また、ライトなど浴槽の作り方を工夫し湯に色を付けることもできますよね。

目の疲労は血流効率の影響があることは先ほど説明しました。つまり、目に限らず全身の疲労回復を目的にした湯も効果があります。特に、山登りの道中にある温泉は、動いて疲れた体を癒すように配慮されています。例えば、新潟県の寺泊温泉湯治館では、登山の疲労回復のため、立ち寄れる温泉を50か所以上も構えています。地元の人にも愛される湯は、肌にまとわりつくほどトロトロで、疲労した筋肉をほぐしてくれることで有名です。

全身入浴に加えて部分入浴も立派な湯治なので、ここでは目に注目した部分的な湯治を紹介します。

ヤグルマギクとは

ヤグルマギクとは、東・南部ヨーロッパ原産の菊のひとつで、英語でcornflowerと表記されて販売されています。

日本には明治時代に渡来して以来、広く普及したといわれています。ヤグルマは鯉のぼりの矢車のような花を咲かせることを意味しています。

ハーブティなどに花びらが使われることもあり、ハーブとして常用させています。

ヤグルマギク

ヤグルマギクは、ステロール、フラボノイド、シアニンを含んでいて、寒さに強く栽培しやすい植物です。

眼精疲労を回復に効果があるとされている成分アントシアニンが含まれ、眼精疲労の回復や老化防止の作用も言われています。

 

ヤグルマギクを使った湯治の方法

材料

5g程度の乾燥させたヤグルマギク(あれば葉)をティーパックなどに用意する

手順

  1. カップの沸騰したお湯にヤグルマギクを浸して、15分ほど静置する
  2. ヤグルマギクを取り除く
  3. お湯にタオルやガーゼを浸す
  4. 顔以外で一度パッチテストをしておきましょう
  5. 適度な温度で目の周りを覆う(目はあけないようにしましょう。)

お湯に抽出されたエキスや香りが血行を促進します。BGMを用いたり、リラックスした姿勢で楽しみましょう。湯治のあとは、目がさっぱりして症状が緩和します。

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