エステティシャンに聞く!トラブル別オススメの化粧水成分や使い方

化粧品
効果・効能

お肌のお手入れに化粧水はなくてはならない必須アイテムですよね。
みなさんは、普段どのように化粧水を選んでいますか。化粧水を選ぶ基準は、ブランド?デザイン?テクスチャ?成分?値段?

たくさんの化粧水があり、何を使えば良いか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで、美容のプロであるエステティシャンが化粧水の役割と化粧水の選び方をご紹介します。

化粧水の役割り

まずは、化粧水の役割りをおさらいしましょう。
普段、当たり前のようにつけている化粧水ですが、実は大きな役割をします。
スキンケアは基本、クレンジング&洗顔→整肌(せいき)→保水→保湿の4段階です。
この整肌の役割りが化粧水です。

整肌とは、主に肌への水分補給が目的です。

整肌により得られるメリット3つ

  1. 角質を柔らかくする
  2. 水分と共に美容成分を届ける
  3. 美容液やクリームの浸透をよくする

化粧水の主な成分

化粧水の成分は、主に以下もので成り立っています。

  • ベース成分(基材または、基本成分)
  • 機能性成分
  • 安定性成分
  • その他の成分

基本的に、価格関係なくこれらの成分でできていますが、化粧水の種類は、機能性成分にどんな種類の成分を使うかによって、決まります。
では、それぞれの成分について見ていきましょう。

水の役割

化粧水の80%は水でできています。残りの20%が有効成分です。
化粧水に多く使われる水は、常水からミネラルや塩素をイオン交換樹脂、活性炭などで除去した精製水と呼ばれる水です。

まず、化粧水を選ぶポイントとしては、「水の質が良いこと」です。
不純物が少ないことや、粒子が細かく肌になじみやすいかどうかなど。

ベース成分の役割

ベース成分は、「基材」「基本成分」と呼ばれることもありますが性質は水溶性と脂溶性、界面活性剤の3つに分かれます。
水溶性の成分の代表的なものは、グリセリン・BG・DPG・アミノ酸成分・エチルアルコール(エタノール)などです。

脂溶性の成分で代表的な成分は、エモリエント成分と呼ばれ、ワセリン・シアバター・スクワラン・オリーブオイルやホホバオイルなどがあります。
化粧水の場合、なじみにくいので脂溶性成分が含まれる割合は少ないです。

界面活性剤とは、本来は混ざりにくい、水と油を混ざりやすくする成分です。
界面活性剤は、全て悪者扱いされてしまうことがありますが、種類によっては安全なものも多くあります。しかし、少なからず、お肌に刺激や負担をかけてしまうことは事実ですので、石油系の原料由来で合成された合成界面活性剤は避け、天然由来のものを選んだ方が良いでしょう。

機能性成分の役割

保湿や美白、エイジングなど、それぞれの化粧水の特徴づけるものが機能性成分です。
代表的な成分としては、保湿、エイジング、美白です。

  • 保湿成分
    セラミド・コラーゲン・ヒアルロン酸・コラーゲンなど
  • エイジングケア成分
    ビタミンC誘導体・プラセンタ・水溶性フラーレンなど
  • 美白成分
    ビタミンC誘導体・アスタキサンチン・アルブチンなど

ご自身のトラブルに合わせて、それぞれの機能性の高い成分を配合したものを選ぶと良いでしょう。

安定化成分の役割

化粧品の品質や安定性を高めるための成分で、増粘剤・酸化防腐剤・PH調整剤・防腐剤があります。

  • 増粘剤
    とろみをつけるための成分でカルボマーやペクチンなど
  • 酸化防腐剤
    酸化を防止するものでトコフェロールやアスコルビン酸など
  • PH調整剤
    水酸化Naやクエン酸など

これらの成分は化粧水を選ぶうえでそれほど気にしなくても大丈夫ですが防腐剤注意が必要です。
安全性が高く実績があるのは、フェキシエタノール・メチルパラペン・エチルパラペンです。
しかし、刺激になる場合はあるので、できるだけ防腐剤の少ないものか、防腐剤フリーの化粧水を選びましょう。

その他の成分の役割

香料や、着色料のことで、見た目や香りを調整するための成分です。
今では、安全性が高くなっていますが、機能面からからは特に必要がないため無香料・無着色のものを選ぶことをオススメします。

トラブル別でオススメしたい化粧水

ここまで、化粧水の成分から見てきましたが、ここからはトラブル別でオススメしたい化粧水をご紹介していきます。

トラブル1.乾燥や敏感

乾燥や敏感が気になる方は、皮膚のバリア機能が低下している状態のお肌です。
「低刺激」「高保湿」の化粧水を選びましょう。

成分としては、皮膚のバリア機能の3因子を含む化粧水がオススメです。

皮膚のバリア機能の3因子

  • アミノ酸
  • セラミド
  • スクワラン

上記の「皮膚のバリア機能の3因子の成分」を含む化粧水がオススメです。
また、保水力が高いヒアルロン酸を配合しているものも良いでしょう。

逆に、アルコール(エタノール・エチルアルコール)や香料、鉱物油などの成分は刺激が強いため避けましょう。

トラブル2.ニキビ

ニキビが出来やすい方は皮脂の分泌が多く、お肌がオイリーに傾いている状態です。
20歳以降の過度な皮脂分泌は、基本的に乾燥が原因で起っているケースの方が多いです。
皮脂のコントロールをしてくれる成分として有効なのが

  • ビタミンC誘導体
  • クエン酸
  • イソフラボン

次に、保湿力が高い

  • セラミド
  • ヒアルロン酸
  • 加水分解コラーゲン

この3つの保湿成分が配合されているもの。

また、殺菌や抗炎症成分のある

  • グリチルリチン酸ジカリウム
  • アラントイン
  • サリチル酸

ニキビが気になる方は、こちらの成分にも注目してみてください。

トラブル4.シミ

美白化粧水は、メラニンの過剰生成を防ぎ、出来てしまったメラニンを出来るだけ早く排出し、シミとして定着させないための有効成分が含まれているものを選びましょう。

  • ビタミンC誘導体
  • アルブチン
  • コウジ酸

これらの成分は、シミ予防に効果が高い美白有効成分です。

トラブル5.シワやたるみ

多くのエイジング化粧水の一番の特徴は、高い保湿成分が含まれていることです。
年齢を重ねることで肌の新陳代謝が遅くなり、キメは乱れ、再生力が衰えます。
加齢によるさまざまな悩みを、高い保湿力と角質層への浸透力でサポートしてくれるのがエイジングケア化粧水です。

  • コラーゲン
  • ヒアルロン酸
  • エラスチン

高い保湿力があり、お肌にハリや弾力を与えてくれます。

正しい化粧水のつけかた

せっかく良い化粧水を使っていても、つけ方が間違っていると効果も半減です。
正しい化粧水のつけ方をしっかりマスターしましょう。

STEP1

化粧水を手に取ったら、まずは両頬と額の部分において、両手のひらで優しくのばします。
お顔の内側から外側に向かってのばすイメージでなじませていきます。

STEP2

細かい部分にもくまなくつける
眉頭の下のくぼみ、目頭や目尻、まぶたのくぼみ、小鼻の周り、口元など化粧水を丁寧になじませます。

STEP3

化粧水を押し込むように浸透させる。
最後は、キメにしっかり入れ込むイメージで、手のひらで押さえるように化粧水を浸透させます。

化粧品を正しく使うメリット

  • 化粧水を正しくつけるとこんな肌になります
  • 触った時に、肌が柔らかく吸いつく
  • 頬や額などの広い部分の肌がなめらかに
  • 化粧崩れしにくくなる
  • 透明感がでる

基本的には、化粧水は手で丁寧につけることをオススメしますが、とろみのある化粧水はコットンでつけるとムラになりにくく、浸透もしやすいでしょう。
ただ、コットンは思っている以上に摩擦がかかりますので、優しく丁寧にするように心がけましょう。

化粧品選びのポイント3

ここまでの化粧水選びを簡単にまとめると、

  1. 水の質が良いこと
  2. 自分の肌質やトラブルに合った機能性成分を選ぶこと
  3. 合成界面活性剤、防腐剤、香料、着色料、アルコールなどが極力使われていないもの

化粧水の最大の役割りは、お肌の準備でありいわば、ブースターのようなものです。
肌全体に潤いを与え、キメを整えることで、美容液やクリームなど次のステップの浸透力に大きな違いが出ます。

化粧水を正しく選び、正しくつけることで美肌を手に入れましょう。

教えてくれた人

Emi
エステティシャン歴13年


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